闇の温床
湿り澱んだ空気の中で
幾つもの小さな感情が沸き起こる
微笑んでいても
些細な出来事で苛立ち
心の奥深く私の胎内で怪物が目覚める
現実世界では絶対に出せない本当の自分
仮面と衣装を纏い
普通の自分を演じる苦痛
誰しもが感じていることかもしれないが…
すでに狂い始めている私の精神では
怪物を押さえ込むことすら難しい
精神の狂乱
それを冷めた瞳で見るもうひとりの私
その二人を抹殺したいと感じる私
私の胎内には何人の私が住むのだろうか
私は現実を生きているのだろうか
時々,全てが なのではないか…
そういった感覚に囚われることがある
どんなに人類と関わっていても
まるでそれが幻想のように感じるのだ
私は 現実を生きているのでしょうか?