りかるどの憂鬱

ただの雑記的メモ

23時30分

母から電話があった
番号通知で誰かは分かっていたので出た
 
苦しそうに聞こえた
具合が悪いのかと心配した。
 
話しかけてみる
嗚咽をもらしながら私に何度も謝る。
 
今までの気持ちを包み隠さず伝えたのが原因だろう
 
何日も考えたそうだ
考えても考えても言い訳のような答えしか見つからないそうだ
 
そういって何度も”ごめんなさい”という
 
私は笑った。
そんなの、答えなんかいらないんだよー
 
父だった男が死んだ
それで、私の中で擬似家族として暮らしていた頃の
子供の頃の私の気持ちを伝えただけだ。
 
だから、べつに謝ることもないし
もう、その手紙を書いたことで全て終わったのだと
 
ママが死ぬ前
母は、実家に帰った
その時、ママはもう自分が死ぬことは悟っていたそうです。
母に、孫二人もこっちに呼んで欲しいと伝えた。
きっと母は、私たちにも言ったように
娘二人が成人するまでは夫婦でいたいと
世間体や育った環境が そんな考えになったんだと思う。
 
死んでから泥沼離婚するよりも
その時 ママの言葉に従ってたらと
少し後悔をしていたらしい
 
なんにせよ、私の数十年に及ぶ苦悩に晴れ間が差した。
 
すこしホッとした。