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りかるどの憂鬱

ただの雑記的メモ

今週のお題「おじいちゃん&おばあちゃん、ありがとう」
私が19歳のときに祖母は亡くなった。

家族の中で、私だけが突然に知らされた。
 
私は祖母が大好きだった。
 
他の家族は、みんな知ってたのに何故教えてくれなかったのか
未だに理解できない。
私が知らせを聞いて見舞いに地元に帰ったときには
病魔に襲われ、痛みをモルヒネで抑え
娘である母のことも誰だか分らない状態だった。
 
ショックだった。
仕事が忙しかった私が悪いのか
もっと頻繁に地元に帰ってなかった私が悪いのか
すごく悔しかった。
 
唯一救いだったのが
他の人を認識できないのに
うっすらとある意識の中、私の名前を呼んでくれたことだった。
 
実際に見舞うまで、ここまで状態が悪いと思っていなかったので
3日間ほどしか休みを取っていなかった。
 
時間いっぱい地元にいるつもりだった。
しかし、家族に仕事があるんだから東京に帰りなさいと言われた。
 
強く言われると、まだ祖母は大丈夫なのかと思い
心配ながら、帰った。
 
夜行バスで着いた朝 その日の夜の夜行バスで帰った。
 
バスに乗り込むときから、なんていったらいいんだろう
嫌な予感しかしなかった。
途中のどこかで降りて引き返そうかと思ったくらいに
 
一睡もできずに早朝東京に着くと
やはり、予感は的中していた。
 
私はすぐに釜石に戻ることになった。
 
お通夜はもう 何もできなかった
まるで屍のようだった。
 
葬式もなんとか出ることができた。
 
 
祖母との思い出はたくさんあるのに
すごく料理上手で 温かくて優しくて厳しくて
私はそんな祖母が 大好きで大好きで
父・母・姉 の家族は 私の家族じゃない
唯一、祖母だけが私の家族だと幼稚園時代から思ってた。
 
いろんな方から慕われてた祖母
私が生まれたときにはもういなかった祖父とのロマンスも
乙女心をくすぐられたっけ
 
結局、通夜でも葬儀でも私は一滴も涙を流さなかった。
 
納骨後、夜行バスで地元に行き
早朝から花を買い 祖母の眠るお墓に一人で行った。
綺麗に掃除をし、草を抜き
花を飾り お線香をあげた。
 
全部終わって お墓の前で一息ついて座ったとき
いろんな感情が溢れ出した。
大好きだったこと
本当はずっと家族じゃなくて祖母の家で暮らしたかったこと
家族が大嫌いだということ
いつでも聞けると思って聞けなかった料理の隠し味を知りたかったこと
今やってる仕事のこと
 
何時間もお墓の前で喋った。
 
私は、これからどうしたらいいの?
私の家族は祖母だけだったのにと 嗚咽をあげながら泣いた。
 
もう、あの幸せだった時間は帰ってこないこと
 
日々なにげなく過ごしているけれど
祖母のことを思い出すと胸の奥から感情が溢れ出す。
 
もう随分前のことなのに、お墓の前で泣いたあの日に帰る
 
まだ消化しきれていないのかもしれない。
 
私が子供らしくいれたのも 素直になれたのも
全部祖母の前だけでした。
私はあなたを尊敬しています。
あたたかな優しい手 心配そうな瞳 怒ったときの怖さ
全部全部大好きです。
人として、全うな感情を持てたのは
きっと祖母と交流できたからだと強く思ってます。
黒い感情がすごくあるけれど、それはそれと処理できています。
 
 
 
 
 

あのね、あのね
りかは ママのこと大好きなんだよ?知ってる?
ありがとうって大事な言葉だけど
それよりも一番最初に 大好きって伝えたいんだよ

 
今でも時々 綺麗な空を見上げるとあなたを思い出します。
 
いつか、私がそっちにいったら
今度こそ 家族で暮らしましょう
 
その時まで、もうちょっと時間がかかるけれど
待っていてくれませんか?