ツマラナイ女
最近、体調が悪いせいもあって性欲もない
こんな女、王様にとってなんてツマラナイ玩具
王様の為に出来ることはなんでもしたいと思ってるのに
ココロも躯もついてこない…
王様に言った
”ごめんね、王様にとってツマラナイ女になっていく… ”
王様は言った
”いいんだよ、無理させてごめんな”
ちょっと前まではあまり言ってくれないコトバが
王様の唇から零れ出す
私は、涙がでた。
ココロの中で ”彼と離れなくて良かった” そう思った。
王様は、同じように思ってくれるだろうか?
不安な気持ちは消えない
王様を失う意味を まだ私はきちんと理解できていない
私は、生きていけるのだろうか…王様なしで…
体調が悪くなり始めたのは
彼の体調がすぐれない…そぅ聞いた頃からだ
私は、生きていけるだろうか…
本当に彼なしで…
お願い!何処にも行かないで
私をおいて逝かないで
ずっと一緒にいて
そんな声、彼には届かないだろう
彼の視線は真っ直ぐに前を見て いつか…
私は、置いて行かれてしまうのだろうから