りかるどの憂鬱

ただの雑記的メモ

或る人の唄

窓を開けた部屋に
生暖かい空気が澱む
ふとTVをつけた
名前だけは知っている女性が唄っていた

悲痛な叫びにも似た
とてつもなく痛い叫び

彼女のその歌詞を耳に入れた
まるで私の若かりし頃かと思った

一瞬でも少しは似た人生を送った
そんな人間も
この世界の中にいるのかもしれないね