りかるどの憂鬱

ただの雑記的メモ

デジブックを見せてもらった・・・現実は厳しいな

親戚の叔父さんの家も
叔母さんの家も
高校時代に通った喫茶店も
発表会でなんども行った文化会館も
家族で行ったホテルも
好きな人に手編みのプレゼントをしようと買い物に行った手芸屋さんも
高校に通った通学路も
お気に入りだった美容院も
家族で行った中華屋さんも
お祝いで使った料亭も
すっごく美味しかったケーキ屋さんも
今は亡き祖母と行った銭湯も
母がよく買い物してたお店も
母によくしてくれたおじさんのお店も
同級生の家も
父が勤めていた会社も
用もないのに通っておばちゃんにまたきたのー?って言われたお店も
すっごく美味しいお惣菜を売ってたお店も
母方の本家も
高校を卒業して初めて勤めた会社も
地元に帰った時に行った飲み屋さんも
友達と親に内緒で通ったお店も
とっても太ったダックスフンドがいたお店も
幼稚園のとき運動会をしたお寺も広場も
お父さんのつけで!ってカウンターの席にがんばって登ったお寿司屋さんも
お父さんに連れて行ってもらったおでん屋さんもクラブも
お父さんの服を選んであげたお店も
よく一人でお墓参りに行ってたときに買い物してたお花屋さんも
おっきくて美味しい饅頭を売ってたお店も
私が始めてつかまり立ちをしたお寿司屋さんも

全て無くなったんだ。
本当に無くなったんだ。
何も無くなったんだ。

大好きだったおばあちゃんの家も
亡くなってから、3度しかお墓参りいけなかった
ごめんね
だって、お墓の前に行くと涙が溢れてくるんだ
何年経っても、いくつになっても
ママは私の味方で大きくて厳しくて優しくて
私の家は、両親が住んでる家じゃなくてママの家だった。
ママだけが、私の家族だった。
亡くなった後は母が住んでいて
いつまでも存在し続けるものだと思ってた。
でも、もう無いんだね。
何も無いんだね。
形としての思い出は、何も残ってないんだね。


みんなのデジブック広場 - 東日本大震災 釜石1 - 2011年 3.16 釜石市内の様子
http://www.digibook.net/d/0015edd781deba1169d2a001d2239264/

みんなのデジブック広場 - 東日本大震災 釜石 - 津波の爪跡、記憶として・・・教訓として。
http://www.digibook.net/d/65d4ad9fb1dcbb5169a42c74dbc40ef9/